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2014.04.13 Sunday

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2014.04.12 Saturday

スナックちどり

評価:
---
文藝春秋
コメント:しみじみ、そうだよね、って思う1冊。

えーと、2年以上ぶりに更新します(汗)。
この間、何をしていたかというと、母になって育児in Chinaしてましたー。
子どもがいる人生が突然訪れ、その面白さ、ままならなさに戸惑いながらも楽しい日々。

そんなバタバタな生活を送っているけれど、
お料理もお菓子作り(産後、以前よりもずーっと多く作るようになった)も、
(冊数は減ったけれど)読書も楽しんでおります。

で、最近読んで良かった本。
よしもとばなな『スナックちどり』。
みんなそれぞれ大変なんだよ、
その中でも小さな楽しみで心を温めながら、地に足つけて生きていこうね、
ってしみじみ語りかけられているような気持になった。
じんわりじんわり、思い出すだけで心がほわーんとする1冊でした。
毎日頑張ろうー!
2011.12.16 Friday

Q健康って? 困ってるひと

最近読んだ本から、健康ってなんだろう、と考えさせられるもの2冊。
ばななさんの「Q健康って?」はタイトル通り、真の健康とは?をテーマとした、
様々な身体方面のプロフェッショナルとの対談+ご友人のるなさんのがん闘病記。

大野さんの「困ってるひと」はビルマ研究に励む大学院生が突如希少すぎる難病を得て、
生き抜くために治療やつらい病態だけでなく、社会制度とも戦うノンフィクション。

***

「Q健康って?」、対談部分はすぐにできそうなことから、
哲学的なことまで、読みやすく面白い。
「健康=身体にどこも不具合がない」ではなく、精神が健康ということも重要なファクタである、
というのはほんとに納得する。

そして、るなさんの闘病記には本当に泣かされた。
彼女の精神の健康さはものすごいものがある。
周囲に感謝して、自分を信じて大変な治療(記述が具体的でためになる)に耐え、
病の中でも楽しみを見つけていくるなさん。
活字の上からでも、彼女の澄んだ目が見える気がした。
お顔を拝見したことは勿論ないのだけど。

***

「困ってるひと」は文体が非常に軽妙。
ちょいちょいと挟まれるサブカルネタに笑い、自虐に笑う。
自分の状態を非常にクールに観察していて、突き放しているからこその笑いがあるなあと思う。

でも内容は結構、いやかなりつらいことを書いている。
冷静に病態や検査の内容を想像すると、非常につらく苦しそうだ。
心の動きについてもそう。
笑いにくるみつつとても繊細に描かれていて、一緒にきゅーんとしたり、どーんと落ち込んだり。
社会制度との戦いのくだりでは、こちらまでどげんかせんといかん気分になってくる。
が、彼女に同情するのは簡単だけど、やるべきことはそうじゃあないよな。
自分のことをちゃんとしないといかんよな。
なぜかそんなことを強く思った。
著者の大野さんはほぼ日で糸井さんと対談されているので、ご興味のある方はこちらもぜひ。

評価:
よしもと ばなな
コメント:良い本です、何回も読み返したい。

評価:
大野 更紗
コメント:面白くも、切なく考えさせられる一冊。

2011.10.20 Thursday

よりぬき ただいま食事中。

こないだ読み終わったj本。
私はku:nelが大好きで、創刊当初から買い続けている。
おしゃれすぎず、流行をあまり追わず、素敵で哲学のあるものと人がたくさんで好きなのだ。

この本は、ku:nelのワンコーナー「ただいま食事中。」を1冊にまとめたもの。
いろんな方の食事を垣間見られるのぞき趣味+食べ物関係だといくら見ても飽きない、
という私のためにあるようなコーナーだ。

ブリア・サヴァランではないけれど、食ってその人となりが現れる。
お酒を毎日毎日、ものすごーく飲む人、肉ばっかりでお野菜は苦手な人、
豆や雑穀好きな人、食べることに興味のない人…。いろんな人がいるもんだ、と感心する。
そしてみな、自分なりに満足のいくご飯を食べて暮らしている。
みんないろいろ。いいなあ、好きだなあ。
私はさしずめ、新しもの好きの典型的くいしんぼうだ。

評価:
---
マガジンハウス
コメント:こういうの、好きなんです。

2011.09.27 Tuesday

胎児の世界

先週読み終わった本。
初版が1983年だから、約30年前の本である。

ざっくりと言いますと、胎児は受精してから猛スピードで生命の進化を再現する、という内容。
進化史も大まかに掴める、興味深い内容だった。
ただ、既に30年前の本なので、最新の学説とはかなり違うだろうし、
特に後半の伊勢神宮とかゲーテのくだりなど、科学書というよりは思想書、
あるいは文化論になっているように思う。
著者の母乳を飲むシーン、椰子の実の回想など、非常にポエティックだった。
逆に、最新の発生学の本を読みたいなと思った。

そういえば私も小学生の頃、
里帰り出産していた叔母の母乳が出すぎるとのことで、なぜか叔母の母乳を吸わされたことがある。
当時の私は「乳」と言えば牛乳の味を想像していた訳だけれど、
実際の母乳は薄くて、変な甘みがあって少しもおいしくなかった。
そのことに衝撃を受けたな、あのとき。こんなんで大きくなったのか、と。

そんなことまで思い出した一冊。


2011.08.09 Tuesday

仰臥漫録

昨日読み終わった本。
正岡子規が死の前年から、身辺のことを綴った日記である。
メインは日々の食べたもの。
この本の正岡子規の健啖家っぷりがすごい、というので読んでみた。

ほんとにすごい。
毎食ごはんを数杯食べ、間食に菓子パン10個にココアなど当たり前。
ある日など鴫を3羽も食べたりする。
合間に看病してくれている妹、律の悪口を言いたい放題書いてあったり、
いくら病人だと言っても何とワガママな!と思うところもあるのだが…。

だんだん切なくなってくるのだ。
病(脊椎カリエスという、症状を想像するだに痛くて辛そうな病気)が進行すると
思うように食べられなくなり、包帯を替える度に泣き叫ぶ。
自分の最後の誕生日の祝いに仕出し料理を取って母と妹の労をねぎらう。
病の自分に絶望し、家人が出かけた隙に自殺しようとする。

記述が途切れたり、モルヒネを打つ頻度が上がったりするともう、
読んでいるこちらもどうしていいのかわからなくなってくる。
決して長くお涙頂戴風に書かれている訳ではないのに。

いい本、とか、おもしろかった、とかいう表現だけでは済まされない一冊だった。

評価:
正岡 子規
岩波書店
コメント:壮絶。

2011.08.03 Wednesday

吾輩は猫である

先週読み終わった本。
最近の私は名作ブーム(多分)。
ちゃんと読んでいなかった名作を読もう、と言う訳で漱石先生にご出馬願った。
小4くらいのときに一度読み、途中でつまんないなー、と思って投げ出した思い出のある本である。

大人になってから読み返したら、結構面白いのね。
というか、こりゃあ子どもには無理だわ。
大人でも注がないと「何のこっちゃ」になる漢籍等々からの引用、パロディ盛りだくさんです。
昔の人はこれを読んで、すぐに何のパロディかわかったのだろうか?
だとしたら、明治人の教養や恐るべし。

ともかくも、昔持ったイメージを覆すユーモラスな小説だった。
吾輩の語り口が妙に気負っていて面白い!
吾輩の辛辣な主人評、人間観察に時にげらげら笑い、
明治人の生活を垣間見、ラストに心底びっくりし…。

他の未読漱石作品も読もうかなあ。
2011.06.29 Wednesday

ヴォイド・シェイパ

 森先生の新刊、新シリーズ。
まず、装丁がものすごく素敵。カバーを外すと洋書のよう。

内容は…私はこの本を何の前情報もなく読めて良かった、と思っているので、
私の受けた印象だけを書きたいと思う。
静謐、自分との対話、成長。
この3つの言葉が私の思う、ヴォイド・シェイパ。
どこまでも静かな本。
動きがないということではなく、流れる空気感が冷たく静かだった。
この静けさはスカイ・クロラにも通じるところがあるように思う。

シリーズものらしいので、続きを楽しみに待ちたい。
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