2011.11.04 Friday
上海蟹に挑戦。
JUGEMテーマ:おうちごはん
中国の秋の味覚と言えば上海蟹である。
こちらでは大閘蟹(da4zha2xie4)と呼ばれており、
9月半ば頃からスーパーでも売られている。
1杯90元(大体1100円くらいかな)くらいで、こちらの物価からすると大変高価な食材と言える。
だがしかし。周囲の中国人はシーズン中に10回くらい食べるらしい。
しかも、一度に一人当たりオス・メス1杯ずつ食べるそうだ…すごいな。
産地のそばだということもあるのかもしれないなあ。どうなのかなあ。
さて、そんな素敵なものを見逃す訳はなく、我が家でも挑戦してみた。
生はこんな感じ。
初回なので、二人でオス・メス1杯ずつ。
甲羅が青く、爪に生えている毛が金色のものが上物、だそうです。
陽澄湖産が最高級とされているものの、
偽物(例えば他の土地で育てて、最後に陽澄湖に漬けるとか。
日本でも前に貝類でありましたよね、この手)も
沢山出回っていて、本物は区別するためにシリアルナンバー入りのタグが付けられているらしい。
私が買ったものにも付いてました。本物、なのだろうか。
もっとも、偽物も同じ種類の蟹であるので、
「陽澄湖産でなくとも大差ない」と言う中国人もいたりする。
タグにも書いてあるけれど、上がオス、下がメス。
裏返すと簡単に見分けられます。
甲羅が青く、爪に生えている毛が金色のものが上物、だそうです。
陽澄湖産が最高級とされているものの、
偽物(例えば他の土地で育てて、最後に陽澄湖に漬けるとか。
日本でも前に貝類でありましたよね、この手)も
沢山出回っていて、本物は区別するためにシリアルナンバー入りのタグが付けられているらしい。
私が買ったものにも付いてました。本物、なのだろうか。
もっとも、偽物も同じ種類の蟹であるので、
「陽澄湖産でなくとも大差ない」と言う中国人もいたりする。
タグにも書いてあるけれど、上がオス、下がメス。
裏返すと簡単に見分けられます。
腹がボーダー柄なのがメス、三角の部分があるのがオス。
タグだけ取って、縛ったまま蒸籠で蒸すこと20分くらい。
タグだけ取って、縛ったまま蒸籠で蒸すこと20分くらい。
こんな綺麗な赤になる。
私は甲羅を上にして蒸籠に入れてしまったが、
本来は味噌の流出を防ぐため、甲羅を下にして蒸すそうだ。
ええ、つまり間違えたんです(汗)。
やはり味噌が出てしまったようで、蒸籠の下の鍋に入れた水がうっすらと黄色くなっていた。
が、そのお水でパスタを茹でてみたら、蟹味噌の濃厚な味がしておいしかった。
怪我の功名(ということにして下さい)。
甲羅を外すとこんな感じ。
私は甲羅を上にして蒸籠に入れてしまったが、
本来は味噌の流出を防ぐため、甲羅を下にして蒸すそうだ。
ええ、つまり間違えたんです(汗)。
やはり味噌が出てしまったようで、蒸籠の下の鍋に入れた水がうっすらと黄色くなっていた。
が、そのお水でパスタを茹でてみたら、蟹味噌の濃厚な味がしておいしかった。
怪我の功名(ということにして下さい)。
甲羅を外すとこんな感じ。
これはメス。濃いオレンジが卵巣、その周りのねっとりとした黄色が蟹味噌。
大変濃厚でおいしい!濃厚なのにしつこさがない。
黒酢+針生姜のたれを用意したけれど、必要ないくらい。
上海蟹は主に蟹味噌を食べるらしく、身は多くない。
その身もおいしかった。たらば蟹なんかよりも繊細な味。
蟹を食べると無口になるというお約束の現象下で、
味噌を食べ尽くした後はひたすら身をむしりおいしく頂きました。
その後、たぶん偽物と思われる上海蟹も食べる機会があったけれど、
両者の違いは身のおいしさではないかと思う。
偽物の方は身が少なく、味もいまいちだった。味噌の味はそれほど差がない。
これは今後検証要ですな。
今月でシーズンも終わってしまうので、あと1回は食べたいなあ。
2011.10.18 Tuesday
さとうきび体験
先週末、スーパーに紫がかった緑色の、背の高ーい植物がたくさんディスプレイされていた。
3mくらいはあっただろうか。竹のような節はあるものの、明らかに竹ではない。
もしやさとうきび?と思ったら、案の定。
というか、それは南国フェアとかのデコレーションではなく売り物で、
その場で皮をむいて20センチ長さくらいにぶった切ったものを
どんどんパック詰めにしており、夫君が嬉しそうにカートに入れてくれました。
お値段は5本で7.5元。90円くらいですね。
さとうきびが普通に売られていることにびっくりしたー。
沖縄あたりだと珍しくもないのだろうか?わからん…。
実はワタクシ、さとうきびを生で見るのも、食べるのも初めて!
繊維があるからかぶりついて汁をじゅるじゅる吸うだけ(正しい食べ方かは謎)だけれど、
くせのない甘みが広がって意外においしかった。
中国人的にはこれはおやつなんだろうか。それとも何かに加工するのかなあ?
今度先生に訊いてみよう。
2011.07.04 Monday
蛇皮果
変わった食べ物メモ。
これもスーパーで見かけて即買いしたもの。
中国のものではなく、私が買ったのはタイ産。
名前は見たまんま、蛇皮果(she2pi2guo3)。
本当に蛇の皮みたいなうろこ状の外皮に覆われていて、
皮の硬さや質感はライチっぽい。
皮をむくと果肉が3つに分かれていて、大粒のにんにくみたいに見える。
カットするとこんな感じ。
にんにくっぽいでしょう?
ちなみに、黒く透けているのは種。
種が結構大きくて、種にへばりついている果肉を歯ではがしながら食べる感じ。
食感はややサクサクとはしているけれど、ジューシーではない。
硬い柿に近いかもしれないなあ。
さらにマニアックに言いますと、柿の、種の周りって少し食感が違いますよね?
あんな感じの水分のなさと質感。
味は、葡萄ジュースみたいな感じ。
葡萄ではなく、葡萄ジュース(笑)。
甘みも酸味もバランスよくあって、この果肉にこの味?とびっくりします。
私は結構好きな味。でも果物食べたーっていう満足感とは何か違う食後感…。
ちなみに夫君の感想は「不思議すぎる、世界は広い」「ちょっとするとまた食べたくなる」だそうです。
なんかわかるな。
2011.06.28 Tuesday
人参果
異国には、日本にない面白い食材がいっぱいある。
私はトライ&エラーをモットーにしているので、すかさず買って試すのである。
で、中国のスーパーに売っていたこの白い茄子のようなもの、なんでしょう?
人参果(ren2shen1guo3)という名前で、野菜ではなく果物でございました。
これは真っ白だけれど、白地に紫がメッシュになっているのもあります。
見た目は大変かわいい。
断面はこんな感じ。
瓜系の断面ですな。食感も硬めのプリンスメロンといったところ。
で、味は…全く甘くないプリンスメロン(笑)。
甘くないばかりか瑞々しくもなく、なぜこれを??と不思議になる味だった…。
あまりに不思議だったので中国語の先生に聞いてみたら、
この人参果、西遊記に出てくる不老長寿の果物なのだそうだ。
有名な果物だけにみな飛びつくから、おいしくないけど売ってるんじゃない?というのが先生の考察。
実際、彼女も「あの西遊記の!」と思って嬉々として試し、がっかりしたことがあるそうである。
へー。